希少な苺【越後姫】の甘い香りいっぱいの渡辺農園へ
1

希少な苺【越後姫】の甘い香りいっぱいの渡辺農園へ

目次

霊峰米山や新緑の田園風景が美しい柿崎区。
そこで越後姫の栽培をする渡辺農園にお邪魔させていただきました。

上越市柿崎区で越後姫を
栽培する渡辺さん

image
渡辺さんは、農業高校、農業大学校を卒業後、飲食店や農業法人で経験を積む。その後、平成21年9月に米農家を営む実家へ入った。

越後姫を栽培する前の渡辺さんは、汚いきついお金が無いが口癖の農家を営むご両親の苦労を目の当たりにしてきたことから、農業に対して良いイメージが持てなかった。

高校生の頃、進路に迷ってる中、担任の先生にやりたいことがないのなら、基盤のある農業をやってみたら?と声をかけられ進路を決める。

農業法人では、生産から販売、加工、農家レストランまで幅広く経験。
そこでは農業の汚いきついイメージが払拭される体験をする。

アイデアや行動次第で、農業はなんにでもなれるという可能性を見出し、面白く思えた。

そこでの仕事は、想像していた農業とは違い、スッキリとした作業が多く、泥まみれの作業という農業としての価値観が大きく変わる。

11年目の越後姫のシーズンもいよいよ終盤。少し落ち着いたら、家族とキャンプや登山に行きたいと語る渡辺さん。

渡辺農園について

image

海も山も程近い、柿崎区。
上越市の頸北、ここに渡辺農園はあります。

新緑の季節、水鏡のように美しい田園風景。

霊峰米山の山頂付近から湧き出る名水は自然のパワーを感じます。

豊かな環境で、越後姫の栽培を始めた渡辺農園。

農園の規模は、お米約9町歩、ハウスは7アール営む。

畑は露地野菜のおくらやさつまいもを栽培。

ご両親は切り花のトルコキキョウやアスター、春にはエディブルフラワーも栽培している。

県外に出回らない希少な苺、越後姫

image

越後姫の栽培は試行錯誤の賜物。

渡辺農園の越後姫栽培の信念は定植後は化学農薬を使わないこと。

渡辺さんが越後姫の栽培を始めたのは新規就農者の公募がきっかけとなった。

ただ、栽培については知識がなかった。

先輩の農家さんには、栽培は感覚で覚えると言われるが、感覚は確証のない非効率さゆえに、失敗も多い。

地元の越後姫生産者と意見を交換したり、調べたり、自分なりのスタイルを見つけていった。

ハウス内の4つの環境因子を測定、グラフにできる機械を入れたり、肥料の調整をきめ細かくすることにより、ここ数年でやっと自信が持てる越後姫を出荷できるようになった。

でも、まだまだこれからです!と意気込む渡辺さん。

強い甘みと爽やかな酸味がクセになる越後姫

image

大粒の越後姫を口に含むと、ジューシーな甘さが口いっぱいに広がり、そのあと爽やかな酸味があとを追ってくる。

一つ食べ出すと次から次へと手が止まらなくなる、クセになる味わい。

苺にはビタミンCやアントシアニン、ポリフェノールの他にカリウム、カルシウム、鉄分などのミネラルも含まれていて、美肌やむくみ解消など女性にはうれしい効果が期待できます。

越後姫を楽しめる期間は?

越後姫は12月中旬から6月末ごろまで楽しむことができます。
※苺の生育状況により期間が前後することがあります。ご来園の際はお問い合わせください。

大雪に見舞われた今年の越後姫栽培

image

今年は越後姫栽培を始めて、1番の大雪だったそうで、ハウスがいつ壊れてもおかしくないほどの降りで、ヒヤヒヤしたと話す渡辺さん。

連日続く除雪は、家族一丸となって取り組み大切な苺を守った。

新しいことに意欲的に取り組む
渡辺農園

image

右・【苺のアイスクリーム】板倉ジェラートnina(ニーナ)
左・【苺のシャーベット】パティスリーオラランティ

最近では、SNSでの発信や地元のお店とのコラボ商品、期間限定のイベントなどで渡辺農園を徐々に知られるようになってきた。

嬉しい反面、直売所での販売が重きになり、地元スーパーのナルスさん、あるるん畑さんでの供給が思うようにいかず、改善点も見えてきた。

お越し下さい。柿崎区。

越後姫は果肉が柔らかいため、県外ではなかなかお目にかかることができない。
酸味と甘味のバランスがちょうど良い越後姫。
まさに理想的な苺を、朝一番に収穫し食べられる贅沢な喜び。

いつか直売所の隣に農園カフェをオープンさせたいです!と笑顔で話す渡辺さん。

自然豊かな柿崎区の観光の一助になれればとお話してくださいました。

より多くの人に甘酸っぱい幸せをお届けできますように!
渡辺農園さんに3♡ラブ&ピース

渡辺農園 渡辺農園

〒949-3254
新潟県上越市柿崎区坂田新田772-1

TEL:080-1249-1985
FAX:025-536-9005
Email:fragaria4220@me.com

この記事を書いた人

新潟のお酒をこよなく愛す、ライターのchikaです。
好みは辛口。
冬は雪山でスノーボード。
生まれも育ちも上越市。
心に残る思い出は、刻一刻と変化していく夕日のグラデーション。
上越市の観光大使をした経験も活かし、これから妙高市もPRしていきます。

最新記事